2010年5月25日火曜日

Twitterでの広告配信

ついに始まってしまいました.Twitterでの広告配信,「つあど」.ブログや個人のホームページなどに広告を掲載し,閲覧者がその広告リンクを経由して商品の購入や会員登録を行うと,そのリンク元のサイト運営者が報酬を得るアフィリエイトというものがあります.このようなビジネスが,Twitterにもやってきたのです.Twitterユーザが企業からの広告を指定時間につぶやくと報酬をもらえるというものです.

この広告ビジネスはいずれ出てくると思っていましたが,実際に登場すると複雑な心境になります.Twitterのユーザが自分自身をアピールすることによってその人の価値を高める,つまり,Whuffieを増やすという概念はとても心地よく感じていました.自分自身を売り込むというビジネスには共感できるのですが,他人のためにそれを行う,あるいは,他人にそれを行ってもらって商売をするというのは,どうしても違和感があるのです.注目の高いインフラはビジネスになるという考え方はわかります.しかし,金銭的報酬を得るためにつぶやきが行われると考えると,なんだかむなしく感じてしまいます.広告を配信するTwitterユーザのWhuffieが下がるというわけではありませんが,広告配信能力の潜在性をアピールするために,やたらとフォロワー数を増やすというユーザが増えるのは間違いないでしょう.

Twitterの場合,広告を見るのが嫌な場合はそれを発信するユーザのフォローをやめてしまえばよいのですが,これまで支持してきたユーザやファンのツイートをTL(タイムライン)で見ることができなくなってしまうのはとても寂しいものです.それが嫌なら我慢して広告も見なさい,というサービスは受け入れられるのでしょうか?今後の「つあど」の評判に目が離せませんね.

「つあど」のホームページ:
http://twad.jp/

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